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日本代表戦 vsカメルーン

 前の記事で書いた通り、日本代表戦について書いてみたいと思います。まずは昨日14日に行われたカメルーン戦からまいりましょう。長いのですが、ご容赦ください。

 既にご存じの方が多いと思いますが、結果は1-0で日本の勝利でした。カメルーンにはエトーがいるから勝てないんじゃないかという意見も多かったなか、見事人々の期待を裏切ってくれました。僕も、身体能力という武器の前にワンチャンスを決められ、カメルーン代表の前に屈するのではないかと思っていたひとりです。ところが実際はその逆で、前半38分にこの試合で唯一のチャンスを本田が落ち着いて決めて先制し、後半はカメルーンに押し込まれるも、本田の挙げた一点を守りぬいた価値のある勝利でした。

 日本のスターティングメンバーは以下の通り。


            川島

    駒野   中澤    闘莉王  長友

            阿部

         長谷部    遠藤

    松井      本田      大久保


(フォントの関係で少々ずれて表示されているかと思いますが、ご容赦ください)

 直近の強化試合で結果を残せなかったFWの岡崎を下げ、最も得点のにおいがする本田を最前線に置くという奇策で臨みました。実際に本田のフィジカルは強く、相手の屈強なディフェンス陣に対抗できる数少ない選手という意味では、理にかなっているかもしれませんが、ただ、本来本田は岡崎や森本などのFWがつくったスペースから強烈なミドルシュートを打つなどで決定的な仕事ができる選手です。果たして慣れないポジションで本田が活躍できるか、疑問でした。

 さて、試合が始まってみると、日本は右サイドの松井を起点にサイドから攻撃を仕掛けるも、有効な攻撃ができないという展開が続きました。パスのつながらないカメルーンに比べればゴールに迫っていたといえるかもしれませんが、正直どっちもどっちというレベルでした。カメルーンの各選手の動きと意識がバラバラだったのが幸いでした。もう少し統一された動きをされていたら、まったく違う展開になっていたと思います。

 よくいえば互角の、悪くいえばどっちもダメな展開が続き迎えた前半38分。松井のクロスが伸びて、相手ディフェンス陣の頭を超え、フリーの本田の足元へ。落ち着いた本田が決めて日本が先制。4年前は某選手が「急にボールがきたので」決定的なチャンスを外しましたが、今大会はしっかり本田が決めました。

 後半になっても基本的には前半と展開は同じでした。ただ、松井に対してのマークがきつくなり、松井の運動量も目に見えて落ち始めた頃から、日本代表がカメルーンのゴール前に迫る場面が減り始めました。そして、ひとりで敵陣内に持ち込んで仕掛けられるその松井が交代してからはカメルーンのペースに。ロングボールをどんどん放り込んで、身体能力にものをいわせてこぼれ球をゴールに蹴り込む原始的な戦術を採り、日本を苦しめました。

 しかし、闘莉王と中澤がそれらをことごとく跳ね返し、安定した守備を見せてくれました。これまでは何度となくロングボールの前にやられてきたので、彼らも本当に集中しているんだなぁと思いました。終了直前のカメルーンのミドルシュートもバー直撃で難を逃れました。肝を冷やした方も少なくなかったでしょう。

 そしてそのまま試合終了。日本が大きな勝ち点3を獲得しました。




 試合が終わって、日本ではまさかの勝利に大いに盛り上がっています。オランダ戦はともかく、デンマークには勝てるんじゃないかという期待があります。しかし、勝ったという事実だけで満足してはいけません。ここで試合内容を振り返ってみると、決して日本の内容が良かったわけではありません。むしろチャンスはろくにつくれず、ゴールを奪えないという点ではこれまでと何ら変わりがありませんでした。つまり、試合内容が悪かったということです。

 今回勝つことができたのには2つの理由があります。ひとつは、本田の足元にたまたまボールが転がってきて、その転がり込んできたたった一つのチャンスを本田が確実に決めたことです。

 そしてもうひとつが、日本以上にカメルーンが悪かったということです。パスをつないでゴールを目指すサッカーをしようにも、各選手の距離間がバラバラで、パスをつなげず、阿部や遠藤の前に何度となくパスをインターセプトされていました。また、サイドにエトーを配置した戦術も裏目に出ました。おそらくは、サイドにエトーがいればその分逆サイドと中央にスペースができるとカメルーンのル・グエン監督は踏んだのでしょうが、日本が守備的な布陣を敷いてきたため、中央にも逆サイドにもスペースがほとんどありませんでした。もともとエトーは中央でこそ脅威になる選手ですが、サイドに配置されたエトーが脅威になったのは、大久保と長友を置き去りにして中央にパスを出した場面だけだったと記憶しています。

 要するに、運が良かったことと、相手がひどかったこと。この2点が今回の勝利を呼び込んだといえます。もちろん勝ったことに難癖をつけるつもりはありません。どんな内容であれ、このような大会では結果を出せばいいのです。特にワンチャンスを活かし、慣れないポジションにもかかわらずその後も相手を苦しめた本田は賞賛されるべきでしょう。

 ただ、勝利自体には素直に喜べるのですが、今後の見通しは明るくありません。オランダ対デンマーク戦を見る限りでは、オランダは例によってテクニカルで、狭いところでも隙あらばどんどんパスを通してくる精密かつ大胆な攻撃を見せており、デンマークはサイドチェンジやロングパスを用いたワイドな攻撃でオランダゴールを脅かしていました。その二カ国とカメルーンとの違いはもはや言うまでもなく、自分たちのするサッカーを知っているということ。オランダは出場国の中でも攻撃のバリエーションの豊富さは1、2を争うでしょうし、デンマークも高さを活かした攻撃がハマればベスト8は狙えそうです。

 そんな彼らに日本代表はどう挑めばいいのか?

 まずは、大前提として相手にゴールを与えないこと。1点を奪われたら、相手はリスクを冒さず引いて守りがちになります。そうなれば、もともと少ない日本のチャンスはほぼ皆無です。次に、相手にスペースを与えないこと。カメルーン戦の終盤で日本のバーポストを直撃したミドルシュートは、日本の選手が彼にスペースを与えてしまったところから生まれました。このように、スペースを与えたら決定的な仕事をされてしまうので、常に選手間の距離を大事にし、バックパス以外に選択肢がないような状態に相手を追い込めれば完璧です。

 逆に攻撃面では、いかに本田にスペースをつくれるかが重要になってきます。現在の日本代表のなかで、ゴールに直結する働きができる選手は本田以外に誰もいません。両翼の大久保と松井がかきまわして本田にスペースをつくり、そこに遠藤や阿部などがパスを出す。もしくは、本田が相手を引きつけて、彼以外の選手がスペースに飛び込む。現状ではそれが一番可能性のある攻撃だと思いますが、高さで勝る相手に対し、バカの一つ覚えのように両翼がセンタリングをあげているのはなぜなのでしょうか。岡田監督が指示しているのならば、やはり彼は時代遅れの監督だといわざるを得ません。




 ここまで長々と語ってきましたが、いくら僕のような人間が語ろうと、今回の本田のゴールのように、運さえあれば勝てることもあります。逆に審判の気まぐれなどでひどいことになることもあり得ます。どうなるかはそのときになってみないとわかりません。僕が上で述べたことがまったくの的外れになることは大いにあるでしょう。サッカーは本当に何が起こるかわかりません。そんなサッカーの祭典、南アフリカワールドカップはまだ始まったばかり。やかましいブブゼラの音に包まれながら、しばらくは世界を巻き込んだお祭りを楽しみたいと思います。
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No title

辛口ですね^p^

No title

>かっつん
大半の人がそう思ったんじゃないかな…
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ebu

Author:ebu
いつの間にか新社会人になってしまった第一期ゆとり世代でオタク。既に自らの死因はストレスか過労だろうと思っているが、少なくともヱヴァンゲリヲン新劇場版を見届けるまでは死なないことを目標にしている。

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