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日本代表戦 vsデンマーク

 というわけでグループリーグ最終戦、北欧の巨人デンマークとの試合について書いてみたいと思います。平日の早朝3時半という時間帯としては史上最高の30%もの視聴率を記録したといいますから、いかに日本中の注目を集めていたかわかりますね。

 スタメンには変更なし。いつもの11人が顔を揃えています。


            川島

    駒野   中澤    闘莉王  長友

            阿部

         長谷部    遠藤

    松井      本田      大久保


 試合前には、日本より5cm以上平均身長の高いデンマークに対し、高さで劣る日本はスピードでどう対抗していくかがカギだと散々いわれていました。確かに相手のセンターフォワード、ベントナーは194cmで、高さがある分スピードに欠けるのもその通りなのですが、ただあくまでもそれはベントナーの話であって、デンマーク代表全体の話ではありません。実際にデンマーク代表の弱点が速さであることは否定しません。ただ、カメルーンやオランダに比べれば多少スピードは遅いかもしれませんが、日本と比べればほとんど変わらない、むしろそれよりは速いのではないかと思われます。

 また、そもそも日本代表の面々が身体能力(スピード)に優れているわけではありませんから、スピードで対抗することは論理的ではなく、対抗する武器が間違っているといわざるを得ませんでした。さらに、オシムが監督を務めていた頃から、日本の戦い方は機動力を特徴としたものですから、デンマーク戦を前にいまさらスピード云々という議論はややお門違いかなとも思います。あえていうなら、スピードよりも、いかに小回りのきくサッカーができるかがポイントだったのではないでしょうか。


デンマーク vs 日本 ハイライト


 さて、いざ試合が始まってから、日本は順調な立ち上がりを見せました。運悪く防がれましたが大久保から松井への絶妙なクロス、長谷部が抜け出してのミドルシュートなど、うまく連動して相手のスペースをついた攻撃ができていたと思います。守備陣もさほど問題ありませんでしたが、トマソンに何度か危険なかたちで裏に抜け出されていたことを受けて、遠藤と阿部を中心にフォーメーションを修正し、そうしたシーンは見られなくなりました。そうしたことから判断して、前半の日本は非常に良かったといえます。

 そして本田と遠藤のそれぞれ異なるフリーキックで効率的かつ鮮やかに2点をあげた日本。本田のフリーキックは世界中で絶賛されていますが、実際にあのブレる軌道でゴール隅に飛んでこられたら、大半のゴールキーパーはどうしようもないと思います。デンマークのゴールキーパーであるソーレンセンがかわいそうになるくらい見事なフリーキックでした。

 ただ、2点目に関してはソーレンセンのミスでした。2点目のフリーキックの際、ソーレンセンは壁の位置と自身のポジショニングを本田の直線的なシュート用に設定したため、変化をかけたフリーキックを得意とする遠藤を完全に無警戒にしてしまいました。結果として決勝点となった遠藤のゴールには、そうした背景もありました。もちろん遠藤が見事なフリーキックを見せたことが第一の要因ではあるのですが、デンマークの分析不足と、ちらつく本田の影に多少なりとも助けられたところはあるでしょう。

 後半に入って、引き分けが許されないデンマークが攻勢に出ました。日本はサイドから決定的なシーンをいくつかつくられましたが、守備陣のギリギリのところでの踏ん張りと、トマソンをはじめとしたデンマーク攻撃陣がわずかにかみあわなかったおかげで、失点を免れました。ちなみに、デンマークに与えられたPKは、うまいこと転んだアッガーの演技に与えられた「主演男優賞」のようなもので、はっきりいってPKでもなんでもないプレーでした。日本の守備陣が決定的なミスをしたわけでも、デンマークの攻撃陣が一瞬のひらめきを見せたわけでもありません。むしろ、ああするしかデンマークは得点をとれなかったのです。それほどデンマークは焦っていましたし、日本の守備に穴がなかったということでもあります。

 そして後半ロスタイム、本田のトリッキーなプレーから岡崎のごっつぁんゴール。あの局面であれほど落ち着きはらって、パスを選択した選手は日本代表では初めて見たかもしれません。南米の選手がするようなプレーをやるだけなら、日本代表の選手の何人かはできるでしょうが、デンマーク代表のようなそばにいるだけで圧倒されるような大きい選手を前にそんなことができるかというと、本田くらいしかできないのではないでしょうか。松井もできそうですが、彼の場合は後半ロスタイムまでピッチに立っていることがそれほど多くないので……とにかく、この試合の本田は誰が見てもワールドクラスでした。慣れないフォワードのポジションであれだけできれば、何もいうことはありません。MVPです。


 さて、2勝1敗で決勝トーナメントに進んだ日本ですが、次の相手は強豪ひしめく南米予選をブラジルの次に突破したパラグアイ。基本的にはやや守備的なチームで、組織で守り、かつテクニックと決定力を兼ね備えた攻撃陣を揃え、隙あらば2列目の選手が攻撃に絡んでくるという、とりたてて強みもないかわりに大きな穴もないという、日本が最も苦手としそうな相手です。既に同じアジア勢の韓国は、同じような相手のウルグアイに敗れて姿を消しました。ウルグアイには少ないチャンスで2得点を決めたスアレスがいますが、パラグアイにはそういった絶対的な選手がいません(いませんというか、頭を銃で撃たれて出られません)。また、セットプレーの守備にもさほど強い印象がありません。そういったところから、日本のエースになりつつある本田のフリーキックにまた大きな期待が集まりそうですが、果たしてどうなるでしょうか。

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いつの間にか新社会人になってしまった第一期ゆとり世代でオタク。既に自らの死因はストレスか過労だろうと思っているが、少なくともヱヴァンゲリヲン新劇場版を見届けるまでは死なないことを目標にしている。

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